『想いのため息』


想いのため息に飲み込まれる
想いのため息に埋められて
想いのため息に溺れる

重たい休日の昼下がり
水槽の底のような楽園の中に閉じこもって
想いのため息を紡ぎ出す
堕落した空気が肉体の自由を奪う
絡み付く憂鬱
あなたのいない休日
あなたを感じない休日
欲望が溶け出して
降り積もるため息……

想いのため息に窒息しそうなほど溺れている……
想いのため息に苦しむほどに盲目な……
楽園を浸食してゆくため息に
肉体は拘束されて動けない

想いのため息に飲み込まれる
想いのため息に埋められて
想いのため息に溺れたい……

1997.9.21
紗羅々



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